予防接種に使われるワクチンの種類

わたしたちの体に免疫力や抵抗力をつけるワクチンは、病原体や毒素の力を弱めて作った薬液です。

ワクチンの種類について見ていきましょう。

■生ワクチン

生きた病原体の毒素を弱めたものです。
摂取すると、体の中で病原体の増殖がはじまります。
そのため接種後はその病気にかかった時に近い免疫をつくることができますが、発熱や発疹など、その病気にかかった時に出る症状も軽く出る場合があります。
生ワクチンの場合、接種してから十分な免疫ができるまで約1カ月かかります。

<生ワクチンで行われる定期予防接種>
・BCG
・MRワクチン
・ポリオ

<生ワクチンで行われる定期予防接種>
・おたふくかぜ
・水ぼうそう

※4週間以上あけてから、次の接種を行うようにしましょう。

■不活化ワクチン

病原体を殺し、毒性を無くして、免疫をつくるのに必要な成分だけを取り出して作ったものです。
病原体はすでに死んでいるので、接種して、体の中で病原体が増殖することはありません。
そのため、何回も接種して、体に記憶させることで免疫をつくっていきます。
日が経つにつれて、免疫が低下していくので、免疫力を保つためには、一定の間隔で追加接種する必要があります。

<不活化ワクチンで行われる定期予防接種>
・DPT・3種混合ワクチン
・日本脳炎

<不活化ワクチンで行われる定期予防接種>
・Hib・ヒブワクチン
・B型肝炎ワクチン
・肺炎球菌ワクチン
・インフルエンザワクチン

※1週間以上あけてから、次の接種を行うようにしましょう。

■トキソイド(ジフテリア・破傷風)

菌がつくりだす毒素を取り出し、その毒性を無くしたものです。
基本的には、不活化ワクチンと同じような効果があります。